夏の日の想い出


それにレナが答えることはなかった。





誰も何も話さないまま数分が過ぎ、学校のチャイムが聞こえてきた。

この神社から学校まではそんなに距離もない。


学校からは徒歩五分ぐらいだろう。


だから、こんな私にとっても毎日神社に行くのはそんなに苦じゃない。




―ジャリ……

ずっとセミの声を聞きながらボーッとしていたら、誰かの気配がした。


「誰……?」

神社の入り口付近にある大きな木の後ろには、人影が揺らめいている。

そしてやっと姿を表したそれは………







鈴原くんだった。



< 16 / 16 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

キミと青空。 ~私たちの青春を~

総文字数/38,234

青春・友情67ページ

表紙を見る
未来からのメッセージ

総文字数/2,398

青春・友情4ページ

表紙を見る
星色のキャンディー

総文字数/649

恋愛(純愛)1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop