殺し屋系
「ごめんね、おどろかせちゃった?」
「あ、違うの。ほら、急だったし初めて話すでしょ?だからその」
「私のことは桜でいいよ。でも私にも玲って呼ばせて」
「あ、もちろん。で、どうしたの?」
「体育祭には出ないの?」
「うん、自転車で転んで足やっちゃって」
「残念。いつもつまらなそうに見てるでしょ?もしよかったら今日のタイムの記録やるとき手伝ってもらいたくて」
この時は正直なんで?って思った
なぜ私のことを気にかけてくれたのか、クラスで人気の彼女に裏があるんじゃないか、そればかりを考えていた
ただ断る理由もないし、というか断る勇気なんてなくて静かにうなずいた