平凡な日常ってどんな感じ?
【総長サヨナラ!】

『おう、じぁあまたな!』

私は変装をときながら待たせていた車の所まで歩いて向かった。

立っていた執事が私に気づき、パカッと小さな音をたてて車のドアを開ける。

「遥様、お帰りなさいませ。」

『ええ。』

車は私の家へ向かった。

門が開き家までの長い道中、猫がひょこっと出てきた。

『少し止めて。』

「は、はい!」

私はすぐさま車から降り、猫の所へ走って向かった。

ニャー!ニャー!

猫は私に近付いてきて、私は猫を抱き上げた。

『かわいいわ!』

一応執事がいるため言葉には気おつけた。

「遥様!そのような物を抱いてはなりません!」

『何ですって?(*^^*)』

執事が失礼なことを言ったので聞き返したが、私に黒いオーラが出ていたのか、プルプルッと執事は震えて言った。

「:(´◦ω◦`):プルプルも、申し訳ございません。」

そう言いながら深くお辞儀をする。

『あなたはもう車に戻っていなさい。』

「は、はい!失礼致します。」

執事はすぐに踵を返して、車に戻って行った。

『よしよし、いい子だねー!』

「ニャー!ニャー!」

私は猫を抱いたまま車に乗って家に向かった。
執事は驚いていたが、さっきの失礼な態度をしたせいで何も言わなかった。
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