雨の恋路

「雨美……?」





「あたしだって……あたしだってしたいよっ……光と…!」






「…っ」




光のものになるんじゃない。
光があたしのものになるの。





お願い、光?
不安にさせないで……。






「どう言う意味か、分かってんの?」








「……分かってるよ」






光は一瞬、不安気に、それでもその倍嬉しそうに顔を歪めた。





「後悔したってしらねーから……」












後悔なんて……するわけないじゃない……。


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