雨の恋路
-UMI-
「はぁ……」
ものすっごく!
恥ずかしかった……。
まぁ確かに、もうやっちゃた身ではあるけど……。
「うーっ、(恥ずかしくて)死にそうー!」
「何で?」
「ぅえっ!?」
いつのまに降りてきたのか
光がすぐ後ろに立っていた。
「ひかっ…!?いつ降りて…っ」
「そうだなー、雨美が百面相してたと時から」
「なっ何よ、それ……」
百面相なんて……
してたかもしれないけど(汗)
「とにかく、早く作ろーぜ」
そう言って冷蔵庫を開ける光。
その後ろからあたしも中身を覗く。
「何が作れそう?」
「何だろうな……」
「え?」
「俺、料理とか作れねーし」
…………。
じゃあ何で今、
作ろうとか言ったのよ。
何て疑問は飲み込んで、と。
「うん。ハンバーグでも作ろっか」
「え?雨美そんなん作れんの?」