雨の恋路
俺は彼女にゆっくりと
自分の唇を重ねた。
ただ触れるだけの
キスじゃない。
絡みとえうような
深いキス―
じゃなきゃお前は、
怖くないだろう?
「ふっ……んっ……」
コイツの舌を無理矢理奪い、
自分のと絡み合わせる。
その度に彼女からは甘い吐息が漏れ、軽く抵抗する。
その抵抗は小さくて、
意味が全くない。
だけど、俺の理性は
飛びそうになった。
なんだよ、コイツ。
「んっはぁ…はぁ……」
可愛すぎ……だろ……