雨の恋路

おっとやべ。

本来の目的忘れて
襲っちまいそうだった……



「可愛い……」



俺は耳元でそう呟くと、
ブラウスの中に手を入れた。



てかコイツ……遅すぎる。


早く泣けよ。
じゃないと俺…―




ブラの上から、
軽く胸を触った。



「んん…っ!」


彼女が今までにないくらいの甘い声を出したと同時に聞こえた、「ヒッ…」という震えた声。




彼女はようやく
泣き出した。



ったくよ……


「やっとかよ。おせぇんだよ、泣くのが」


正直、もう少し遅かったら
理性飛んでたかも知れねぇ……

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