雨の恋路

瞳の中に、光の顔が消えた。
見えるのは、大きな後ろ姿。




あたしがその背中を追うことは、もう二度とない。






大きな背中が、
だんだん小さくなってゆく。




自分の不甲斐無さが、
光を傷つけた。











謝っても、謝りきれない。
だから、お礼を言います。











光、ありがとう。







そして、さようなら―


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