雨の恋路
「えっ、亜由ちゃん!?」
あぁー…。
行っちゃった……。
ひとまず、お昼を待つしかないか……。
あの先輩に会えるかもしれない。何か……すっごいドキドキしてきた。
でも本当、忘れられてたらどうしよ…?
……さすがに1日じゃ忘れないよね?
それから昼までの授業は全然手につかなくてボロボロだった。
それでも、薫達のラブラブっぷりを見ていても、気にしないでいれたことに、すごい優越感を感じていた。