雨の恋路

「はあ!?」


あたしが叫ぶと同時に、その男はあたしの腕を掴んで歩き出した。



「ちょっ…!何処行くのよ!?」



「俺ん家」



はぁー!?
ちょっとふざけないでよ!?



必死に抵抗したのも虚しく、
男は離してくれなくて……。

あたしは泣く泣く男について行く破目になった。


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