ロストマーブルズ
2
ジョーイの学校は特別都会とも呼べない、超ど田舎ほど不便でもない、スタンダードな普通のとある町に位置していた。
整った設備、モダンな外見、そして中等部・高等部が一緒になりそれだけでも沢山の生徒が集まる巨大な学校だが、さらにインターナショナルな部分も加わり、一般生徒、外国人生徒、帰国生徒が一度に学べる私立高校であった。
桐生ジョーイは帰国子女としてこの学校に中等部の時から通っている。
それまではアメリカで過ごしていた。
規則は守り、宿題もきっちりとこなし、天才肌の、頭が非常にいい生徒であるが、態度が少し不遜で生意気さが人を近づけさせない。
女生徒には人気があるのに、それすら関心なく、ひたすら無表情。
それはまるでロボットのように、決められたことだけを黙々とこなす日々を送っていた。
ただ一人、同じ学年のトニー・ライデンだけは常にジョーイと一緒にいる。
唯一ジョーイが友達と呼べる間柄であり、なぜなら一緒に住んでいるためにジョーイも無視できない。
日本のことが大好きで、どうしても日本の高校に通いたいとやってきたらしい。
ジョーイの母親の職場の知り合いが、留学生を預かって欲しいと頼んだのがきっかけで、高校一年からトニーが居候することとなった。
整った設備、モダンな外見、そして中等部・高等部が一緒になりそれだけでも沢山の生徒が集まる巨大な学校だが、さらにインターナショナルな部分も加わり、一般生徒、外国人生徒、帰国生徒が一度に学べる私立高校であった。
桐生ジョーイは帰国子女としてこの学校に中等部の時から通っている。
それまではアメリカで過ごしていた。
規則は守り、宿題もきっちりとこなし、天才肌の、頭が非常にいい生徒であるが、態度が少し不遜で生意気さが人を近づけさせない。
女生徒には人気があるのに、それすら関心なく、ひたすら無表情。
それはまるでロボットのように、決められたことだけを黙々とこなす日々を送っていた。
ただ一人、同じ学年のトニー・ライデンだけは常にジョーイと一緒にいる。
唯一ジョーイが友達と呼べる間柄であり、なぜなら一緒に住んでいるためにジョーイも無視できない。
日本のことが大好きで、どうしても日本の高校に通いたいとやってきたらしい。
ジョーイの母親の職場の知り合いが、留学生を預かって欲しいと頼んだのがきっかけで、高校一年からトニーが居候することとなった。