ロストマーブルズ
ジョーイは立ち上がり、何もかもほっぽり出して、自分の部屋へ行ってしまった。
トニーのお気楽、能天気さにはいい加減嫌気がさした。
「ジョーイ、ごめん。眞子ちゃんが来てつい浮かれてしまったんだ。許してくれ」
トニーが叫ぶが、ジョーイは耳を傾けることもなく階段を勢いつけて上っていく。
自分の部屋に入ったとたん、ドアを思いっきり閉めた。
バタンと家中に音が響くと、トニーは肩をすくめた。
少しはヤバイと思ったが、目の前の料理を目にすれば、眞子への思いで気にならなくなってしまった。
一口食べる事に、幸せを感じ、眞子の手料理を堪能していた。
「トニーの奴、なんて勝手なことするんだ」
ジョーイは自分の部屋を見渡し、何も変わっていないか確認する。
全くいつもと変わらない様子だったが、トニーの身勝手さには腹が立つ。
ベッドの上に寝転がり、頭の下で手を組んで天井を見つめる。
この日、起こったことが、断片的に浮かんできた。
だが、それは全て、繋がって起こっている。
またビー玉が転がって、次の仕掛けのスイッチに触れてしまった。
次から次へと連鎖反応を起こし、それは何かが計算されたように刺激を受けて動き出す。
収拾がつかないくらい広範囲に渡って作動している。
「一体最後にはどこに行き着くというんだ」
その時何かが分かるというのだろうか。
ジョーイははっきりしないこの状況に頭を掻き毟っていた。
トニーのお気楽、能天気さにはいい加減嫌気がさした。
「ジョーイ、ごめん。眞子ちゃんが来てつい浮かれてしまったんだ。許してくれ」
トニーが叫ぶが、ジョーイは耳を傾けることもなく階段を勢いつけて上っていく。
自分の部屋に入ったとたん、ドアを思いっきり閉めた。
バタンと家中に音が響くと、トニーは肩をすくめた。
少しはヤバイと思ったが、目の前の料理を目にすれば、眞子への思いで気にならなくなってしまった。
一口食べる事に、幸せを感じ、眞子の手料理を堪能していた。
「トニーの奴、なんて勝手なことするんだ」
ジョーイは自分の部屋を見渡し、何も変わっていないか確認する。
全くいつもと変わらない様子だったが、トニーの身勝手さには腹が立つ。
ベッドの上に寝転がり、頭の下で手を組んで天井を見つめる。
この日、起こったことが、断片的に浮かんできた。
だが、それは全て、繋がって起こっている。
またビー玉が転がって、次の仕掛けのスイッチに触れてしまった。
次から次へと連鎖反応を起こし、それは何かが計算されたように刺激を受けて動き出す。
収拾がつかないくらい広範囲に渡って作動している。
「一体最後にはどこに行き着くというんだ」
その時何かが分かるというのだろうか。
ジョーイははっきりしないこの状況に頭を掻き毟っていた。