ロストマーブルズ
「ジョーイだ。よろしくな」
一応挨拶をしてみたが、聡はふんと首を横にフリ無視をした。
益々かわいくない奴だと思ってみたが、どこかで見たような光景にジョーイは鏡を見ているような気分になった。
「俺、絶対頑張るからな。キノから教わったこと全部やってみる」
「うん。頑張ってね。ツクモも応援してるからね」
ツクモも一緒になって「ワン」と一回吼えると、聡はまたツクモの頭を撫ぜた。
「ツクモ、お前ほんとに変な名前付けられたよな」
ツクモが聡に前足を出して飛びつき、聡の顔を舐め始める。
「ツクモ、わかったよ。そうだよな、いい名前だよな」
「聡君、そろそろ試合始まるよ」
「うん、そろそろ行かなくっちゃ。だけどさ、キノ。なんで今日はそんな変な眼鏡掛けてるんだ?」
「えっ?」
驚いた声を出したのはジョーイだった。
キノが聡の指摘にあたふたしていると「聡! 早く来いよ!」と遠くから声が聞こえ、聡は慌てて走っていった。
ジョーイは聡が言った言葉が耳に引っかかり、キノの眼鏡をじっと見つめた。
一応挨拶をしてみたが、聡はふんと首を横にフリ無視をした。
益々かわいくない奴だと思ってみたが、どこかで見たような光景にジョーイは鏡を見ているような気分になった。
「俺、絶対頑張るからな。キノから教わったこと全部やってみる」
「うん。頑張ってね。ツクモも応援してるからね」
ツクモも一緒になって「ワン」と一回吼えると、聡はまたツクモの頭を撫ぜた。
「ツクモ、お前ほんとに変な名前付けられたよな」
ツクモが聡に前足を出して飛びつき、聡の顔を舐め始める。
「ツクモ、わかったよ。そうだよな、いい名前だよな」
「聡君、そろそろ試合始まるよ」
「うん、そろそろ行かなくっちゃ。だけどさ、キノ。なんで今日はそんな変な眼鏡掛けてるんだ?」
「えっ?」
驚いた声を出したのはジョーイだった。
キノが聡の指摘にあたふたしていると「聡! 早く来いよ!」と遠くから声が聞こえ、聡は慌てて走っていった。
ジョーイは聡が言った言葉が耳に引っかかり、キノの眼鏡をじっと見つめた。