ロストマーブルズ
「なあ、ジョーイ。キノは一体何がしたいんだろう」
「さあ……」
首を傾げることしかできなかった。
二人はキノがコンビニから出てくるのを暫く無言で待つ。
暫くして自動ドアが開いた時、キノと犬が猛ダッシュして飛び出してきた。
そして交差点の角をさっと曲がり、あっという間に二人の視界から消えた。
「おいっ、今、なんか逃げてなかったか? あいつなんかやばいことしたんじゃないだろうな」
トニーの言葉でジョーイはありえるかもと頷いた。
二人は顔を合わせたのもつかの間、こうしてはいられないと咄嗟に走り出した。
駅のホームでビー玉をばら撒いた様に、またドジなことをして逃げたのではと思うと自然に好奇心がうずく。
二人がコンビニの前に近づこうとしたとき、パトカーのサイレンの音が聞こえ出した。
そしてそれは見事にコンビニの前に駐車した。
パトカーの中から警官二人が血相を変えて出てくると、颯爽とコンビニの中へ駆け込んでいった。
ジョーイとトニーは恐る恐る外から中の様子を覗きこんだ。
「さあ……」
首を傾げることしかできなかった。
二人はキノがコンビニから出てくるのを暫く無言で待つ。
暫くして自動ドアが開いた時、キノと犬が猛ダッシュして飛び出してきた。
そして交差点の角をさっと曲がり、あっという間に二人の視界から消えた。
「おいっ、今、なんか逃げてなかったか? あいつなんかやばいことしたんじゃないだろうな」
トニーの言葉でジョーイはありえるかもと頷いた。
二人は顔を合わせたのもつかの間、こうしてはいられないと咄嗟に走り出した。
駅のホームでビー玉をばら撒いた様に、またドジなことをして逃げたのではと思うと自然に好奇心がうずく。
二人がコンビニの前に近づこうとしたとき、パトカーのサイレンの音が聞こえ出した。
そしてそれは見事にコンビニの前に駐車した。
パトカーの中から警官二人が血相を変えて出てくると、颯爽とコンビニの中へ駆け込んでいった。
ジョーイとトニーは恐る恐る外から中の様子を覗きこんだ。