ロストマーブルズ
「やっぱりストレートに気持ちが顔に表れちゃうね、ジョーイは」
「それで、俺と話してその後どうするんだい。ファンクラブとやらに報告かい?」
ジョーイは開き直ったとでもいうように、残りのコーヒーを全部飲み干した。
「やだ、私はただジョーイと話したかっただけで、この後のことがあるとしたら、私はあなたの友達になりたいくらいだわ」
「俺と友達?」
「そう、もちろん下心つきでね」
「えっ?」
「友達として普通に接して、そこから私のこと気に入ってくれたら嬉しいなってこと」
「お前って変わってるな。堂々とした潔さに感心するくらいだ。でも友達か、悪くないかもな」
ジョーイは詩織のサバサバした性格に脱帽だった。
「イエー! これで友達成立っと。ところで、一体キノちゃんのこと調べて何をするつもり?」
「いや、そ、それは別に」
「ん? もしかしてジョーイもキノちゃんに不思議なことされたんじゃないの? それで気になっているとか? あの子ほんと不思議なところあるもんね。実はキノちゃんのことについて聞かれたの、ジョーイだけじゃないんだ」
「えっ、他にも誰かキノのことについて聞いたのか」
ちょうどその時、詩織の携帯の音楽が鳴り出し、話は中断してしまった。
「それで、俺と話してその後どうするんだい。ファンクラブとやらに報告かい?」
ジョーイは開き直ったとでもいうように、残りのコーヒーを全部飲み干した。
「やだ、私はただジョーイと話したかっただけで、この後のことがあるとしたら、私はあなたの友達になりたいくらいだわ」
「俺と友達?」
「そう、もちろん下心つきでね」
「えっ?」
「友達として普通に接して、そこから私のこと気に入ってくれたら嬉しいなってこと」
「お前って変わってるな。堂々とした潔さに感心するくらいだ。でも友達か、悪くないかもな」
ジョーイは詩織のサバサバした性格に脱帽だった。
「イエー! これで友達成立っと。ところで、一体キノちゃんのこと調べて何をするつもり?」
「いや、そ、それは別に」
「ん? もしかしてジョーイもキノちゃんに不思議なことされたんじゃないの? それで気になっているとか? あの子ほんと不思議なところあるもんね。実はキノちゃんのことについて聞かれたの、ジョーイだけじゃないんだ」
「えっ、他にも誰かキノのことについて聞いたのか」
ちょうどその時、詩織の携帯の音楽が鳴り出し、話は中断してしまった。