幻想

それから、野球がある日は必ず彼女がいる。

なんだか、皆んな明るくなって、以前よりやる気があるように思える。

俺は勇気を出して、彼女をご飯に誘った。


彼女:「いいよ。行こうよ。」

彼女はあっさりしていた。

高校時代の話から現在の話まで、色々な話をした。

すごく充実した気持ちになった。

彼女が来てから数ヶ月がたったある日、メンバーの1人が彼女に告白をすると、言い出した。

また高校時代のようになると思った次の瞬間。


俺:「俺の方がさきに告白する。」


無意識のうちにそう言っていた。



< 7 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop