幻想
それから、野球がある日は必ず彼女がいる。
なんだか、皆んな明るくなって、以前よりやる気があるように思える。
俺は勇気を出して、彼女をご飯に誘った。
彼女:「いいよ。行こうよ。」
彼女はあっさりしていた。
高校時代の話から現在の話まで、色々な話をした。
すごく充実した気持ちになった。
彼女が来てから数ヶ月がたったある日、メンバーの1人が彼女に告白をすると、言い出した。
また高校時代のようになると思った次の瞬間。
俺:「俺の方がさきに告白する。」
無意識のうちにそう言っていた。