秘書室室長がグイグイ迫ってきます!
「激しすぎたな」
「ううん。平気です」
「ホントか? それじゃあ今度はもっと激しい……」
「それはダメ!」
もっと激しいって……体が持たない。
私が慌てて止めると、彼は「そんなにムキになるな」とクスッと笑う。
どうやらからかわれているようだ。
「でも、覚悟しろ」
「なに、を?」
「もう我慢しない」
それは、エッチの、こと?
私が目を見開くと、彼は私の額にキスをする。
「あっ、あの……」
「心配するな。疲れているときは勘弁してやる」
ちょっと待って!
それってそれ以外は毎日って聞こえるんだけど……。
でも彼はすこぶる真面目な顔をして、私を抱き寄せた。
私はそんな彼の腕の中が温かすぎて、そのまま眠ってしまった。