秘書室室長がグイグイ迫ってきます!
「面白すぎるな、お前」
「面白くはないです……」
「拒否するときまで、全力だ」
拒否、という訳じゃない。
昨日のエッチは激しかったけど、我を忘れるほど気持ちよかったし……もっとあのまま抱き合っていたかったくらいだ。
でも、こんなに明るい時間に体をさらけ出すなんてこと、絶対に無理。
「拒否、なんて……」
「まぁいい。そのうちお前の方から抱いてくれって言わせてやる」
えっ!
それもまた無理。
私にはハードルが高すぎる。
目を見開いた私を腕の中に誘う彼は「抱きしめるのはいいだろ?」なんて魅力的な言葉を吐き出すから、コクンとうなずいてしまった。