秘書室室長がグイグイ迫ってきます!
すると彼は満足そうに私を見つめ、さらに続けた。
「もう、ダメ……」
「まだだ」
そう言う彼は、私がガクガク体を震わせるのを楽しんでいるかのように見える。
「でも……あっ……」
彼にしがみつき悶えると、彼もまた「はぁー」と切なげな声を漏らすから、胸がギュッと締め付けられる。
私はこんなに愛されている。
やがて彼が入ってくると、大きな背中に爪を立ててしまう。
彼が眉間にシワを寄せ悩ましげな溜息をつくのを見て、少し前まで雲の上の存在だった彼のことが愛おしくてたまらない。
彼と一緒なら、幸せになれる。
「愛してる。二度と俺から離れるな」
「……はい」
もう片時も離れたくない。
「んんんっ、あっ!」