秘書室室長がグイグイ迫ってきます!

彼は動きを速め、甘い溜息を漏らしながら果てると、激しい呼吸を隠すことなく私を抱き寄せ唇を重ねた。


「やっぱり悠里は最高だ」


そんな感想を言われても困る。

照れ隠しに彼に抱きつくと「なんだ。まだ足りないのか?」と言われて慌てて首を振った。
こんなに激しいエッチ、何回もしたら明日仕事に行けない。

彼は呼吸が落ち着くまで、ずっと私を抱き寄せていた。
この腕の中の温もりを知ってしまったら、もう二度と離せない。


「そういえば聡さんが、そろそろ悠里を専属にどうかって」

「専属? それって、聡さんにつくということですか?」

「あぁ。今日の一件で、悠里になら任せられるって」


聡さんがそんな評価をしてくれたの?

でも、懸命に頑張ってきたことが認められて、うれしくないわけがない。
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