《短編》時計仕掛けのカトレイヤ



「何も、無いと思ってたのに...」

「カトレイヤ...」

「カイは、私に恋を教えてくれた...」


私は、カイがくれた想いに応えたいと思ってる。

それはきっと、私もカイと同じだからなんだろう。


「カイが好き。この偽りの命が、もっと続いてほしいと願うくらいに...」


もっとカイと生きたいと願うほどに。

まだ知らない感情、世界をあなたと見たいと思うほどに...。



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