《短編》時計仕掛けのカトレイヤ
「さぁ、カイ...対価を渡すんだ。さすれば、与えられる」
「それって...カトレイヤが、目覚めるってことか!?」
「尽きないモノ、永遠に捧げる想いは?」
そんなもの、一つしかない。
こんな対価なら、おつりが返ってくるくらい、捧げてやる。
「この愛を、永遠にカトレイヤに捧ぐ...」
「君が抱くその想いは、賢者の石を再び、輝かせる...」
すると、かざした手の先が熱くなる。
そしてパアアアアッと、エメラルドの光が弾けた。