反対の反対の反対。
「はやくおきてくださーーい。ほんと寝顔だとブスが倍になるなお前」



「うわっ!!!なんでここにいるの??」




「おばさんがお前が起きないから起こしてこいって」



「お母さん……」


あやつめ。と、心の中で呪う。



「…て、ゆうかてゆうか!!!なにバチンッて!
普通女の子に平手打ちしないでしょ?!

しかも起こすときに!」




「女と思ってねーもん」





これだ。さっきの夢の中と同じだ。


まったくこいつは私をなんだと思ってるんだ。


まあもう慣れてるけどね。
< 4 / 33 >

この作品をシェア

pagetop