空から君へ愛の手紙を。

ああ、もう、うじうじすんなよな。

そんなの空には似合わないって。

「僕達の走りを見てろ。」

なんてことを言ったんだ僕は。

上からすぎるだろ!?

空は地区のトップランナー。

ライバルとの決着がやっと決まるはずだったのに…

そんな大会で走れないのは辛い。

悔しい。

そんなことわかってる。

でも、これからも空と走っていたいから。

だから、今、無理をしてほしくない。

「わかった。メダル、とってきてお前にやるよ。」
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