空から君へ愛の手紙を。

「まあ、あの単細胞のことだ。そのマフィン渡せば許してくれんじゃね?」

「うん…」

そのせいで私は、俊の大好きな購買の抹茶チョコマフィンを買った。

少ないお小遣いで。

「私も食べたいのに…」

必要最低限しか持ってきていないお金では、お昼ご飯にプラスでマフィン1つしか買えない。

俊の分買ったら終わり。

あーあ。誰だこんな美味しいマフィン、購買に売ったの。

というより、何で中学で購買があるのっ!!

って、3年間通ってきて何言ってるんだろう。
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