空から君へ愛の手紙を。
親友 俊said
今日もまた声が聞こえる。
明るく強いお前の声が。
遠くからでもすぐに…僕の元にやってきては僕の周りではしゃぎ回る。
「おはようっ!俊っ!!」
「うっせー、空。」
僕、立野俊(たつのしゅん)は今日もこの小宮空(こみやそら)の大声で目が覚める。
毎朝毎朝、寝起きでボーッとしている僕を起こすのはこの声だった。
「うるさくないもんっ!!」
思春期真っ盛りのはずの中学3年生でも、僕にはそんなものはなくて、空とは一緒にいたいって思う。
親友みたいな、男女の差がない。
それが僕達の関係で、
「朝から元気だな。」