空から君へ愛の手紙を。

「お前が俺のところに来るなら、やめるから。腰パンも、ワックスも柄靴下も…全部全部やめるから。」

「健人…」

私は、私は…

「健人のこと…」

好きだったんだよ…

でも、何で?

好きだったのに。

好きなはずなのに。

隣にいてくれた健人のこと、好きだったはずなのに…

「ごめ…ん。ごめん健人…」

頷けないんだ。

だって、今も。
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