空から君へ愛の手紙を。

『俊が好きなの!!』

そういうこと言うから勘違いされるんだろ?

何でそんなこと…

「こっち向いて、目逸らさないで!!私を見て!!」

あまりの空の勢いに言われた通りにしてしまう。

「俊っ!!例え俊が嫌がっても、私は俊が好き!!絶対絶対つきまとうんだから!!じゃあねっ!!」

チャイムと同時にクラスに戻ろうとする空。

あいつ、何のためにこのクラス来たんだよ。

教科書いらねーのかよ。

「何なんだよ、あいつ…」

「さあね。」

あ、僕声に出してたんだ。
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