空から君へ愛の手紙を。
目の前には昼間のあの子。
多分同じクラス何だけど…えっと、名前何だっけ?
「蒼汰君…私坂本(さかもと)です。坂本十花(とうか)です。」
あ、そうそう。坂本さん。
「私、やっぱり蒼汰君が好きなの。諦められないよ。」
あれ?今までの子は”無理”って言ったら1度で諦めたのに…
まあ、何回言ってきても返事は変わらないけど。
「ごめん。無理だって言ったよね。」
「それでも諦めたくないっ。他に好きな子がいるって言ってたよね。やっぱりそれは空ちゃん?」
なんでだ?なんでわかるんだ?
「ずっと蒼汰君を見てたから…わかるよ。」
坂本さんは俺の心を読むみたいに話を続ける。