空から君へ愛の手紙を。
「なな…どうしよう。」
あの蒼汰の誕生日から、私は心なしか蒼汰を避けてしまう。
でも蒼汰は変わらず話しかけてくる。
もしかして私の聞き間違い?なんて、そんなわけない。
私の耳は100%聞いたんだもん。
蒼汰からの、こ、告白…を。
でもあれは、今までの中で1番困る。
だって蒼汰だもん。
あの日撮ったプリクラを見ると思うんだ。
笑っていたはずなのに、最後の1枚、それだけは今までにないぐらい蒼汰は真剣に私を見ているの。
私だけが笑ってるの。