空から君へ愛の手紙を。

俊が、聞いてくれてる。

『いつもは意地悪だけど、本当は凄く優しくて、』

『うん。』

『凄い凄い、キラキラしてるんだ。私の憧れでもあるの。』

『なるほどね。キラキラ?』

こんなこと、言っていいのかな。

私、凄いセコいよね。でも、言わなきゃ後悔する。

『カッコイイ走りをするの。凄く凄く真っ直ぐな走りを。私、あの走りに助けられた…』

『走り…かぁ…ちょっとわかるよ。』

あーもう、私、ダメだって!!

本当にセコいよ。
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