空から君へ愛の手紙を。

でも、聞きたいんだ。

『俊は?いないの?好きな人。』

『いるよ。聞きたい?』

――いるよ。

まさか…いるの?

嘘でしょ?

聞きたい。聞きたいよ。

でも、こんなの聞くしかないじゃん。

『どんな人?』

『えー…うーん…』

『誤魔化さないでくださーい。 』

罪悪感が重い。けど聞きたい。

私じゃなかったらって思うと怖い。いや、むしろ私なわけがない。
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