空から君へ愛の手紙を。

「な、何言ってんだよ蒼汰…変な冗談…ってか、今日エイプリルフールじゃないんだけど。」

「ああ、だって4月じゃねーもん。そもそも嘘でも冗談でもないし。」

え、じゃあ本当に?

え、でも…だとしたら、

「こ、答えは?」

空がもしもOKしたならば、僕のところに来なくなったのもわかるんだ。

僕よりも好きな人を見つけたから…

だって、おかしいと思ってたんだ。

『私諦めないから!!』

空が話しかけてこないのは…

いや、もちろん僕のせいでもあるけど、それ以上に。
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