空から君へ愛の手紙を。
嫌だ、嫌だ嫌だ。
何だか凄く怖いの。
何言ってるの私。
空から血が出て止まらないことなんか、初めてじゃないでしょ?
落ち着いて、私、落ち着いて。
今出来ること、ちゃんと考えて。
空の血を止めなきゃいけないの。
自分の怪我なんかどうでもよかった。
背中を打った痛みも何とも思わなかった。
ただ空の血を止めたくて、空を助けたくて…
でも…
「どうしよう、どうしよう…どうしよう…」
何をしても止まらない血と、周りの声に一体どうしたらいいのかわからなくて、