空から君へ愛の手紙を。

「お願い、空、私を、見て…空…」

どうしたらいいの?

私が、今しなきゃいけないことは?

考えれば考えるほど、焦って何も出来なくなる。

「空、空、空っ!!お願い空…笑ってよ。ねえ!!さっきみたいに、私と一緒に…」

私はもう、叫ぶことしか出来なくて…

空の名前を呼ぶことしか…

「なな…」

空…私の名前を呼んでくれているのは、間違いなく空。

傷だらけの空。

「大丈夫だよ…」

何が大丈夫なの?
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