空から君へ愛の手紙を。
傍から見たら確かに八方美人なのかもしれないけれど、俺は、知ってる。
空はただ優しいだけなんだ。
単純でバカで素直だから、だからこそ、優しいんだ。
「私ちゃんと言ってない。空ちゃんに、ごめんなさいって。ありがとうって。目を見てはっきりと空ちゃんに伝わるように、言ってない!!」
「空ちゃんと、もっと話したかった。もっともっと一緒にいたかったっ!!」
あれ?俺どうしたんだ?
俺は今…
「蒼汰…君。」
「うっ…ぐっ…」
またかよ、またなのかよ。