唯一息ができるのは、君の側だけだった
「ねぇいつもさ、返事遅すぎじゃない?」
「あースマホ先生に預けてるから。」
「えっマジ?!先生に預けてんのかー。すげー厳しいんだな。」
「そう~校則がたくさんあるの。嫌になっちゃうよ。」
「うち全然ないわーゆるゆる。女の子みんなギャルばっかだよ。笑」
「うちは化粧とか禁止だもん。漫画とか見つかったら親呼び出されて大変な騒ぎになるよ。」
「えー!漫画もダメなんか!!それヤバイわ。先生怖そうだなー。」
「そう!うちは先生も生徒も女子ばっかだし、みんな何考えてるのかわかんないよ。これから大学の推薦もかかってくるし、毎年足の引っ張り合いがあるんだって。バカみたいだよね。」
「そっかー女子校って確かに怖そうだな~。でもうち共学だけどさ、やっぱいろいろゴタゴタはあるよ。特に女子とかさ、昨日まで仲良く弁当一緒に食べてたやつらが突然シカトしてひとりハブってたりして。そんなの見てかわいそうになって声かけたりしてたけどさ、俺が声かけると余計に立場悪くなるみたいなんだよね。」
「立場?」
「そう、男に気に入られようとしてる、気に入らない!みたいなさ。嫉妬?よくわかんねぇけど。」
「へぇ共学もいろいろあるんだ。」
「そっ。人間集まるといろいろあるよ。」
「でもみんなとうまくやってそうだよね。蓮くんは。」
「蓮でいいよ。そうだね、俺は明るいムードメーカー的な?存在演じてますからー!」
蓮はそう言ってブランコを大きく漕いだ
私もブランコを漕いでみた「演じてるんだ。笑」
「そうだよ、演じてるよ。みんなそうじゃない?素でいられる人間なんてさ、いないよ。俺だってさ、元気いっぱいの蓮でいられない日だってあるよ。」
蓮のキラキラの瞳に初めて影が落ちたのを見た
蓮の影は一体なんなのか。
その先はまだ聞いちゃいけない気がして私は黙ってブランコを漕ぎ続けていた
「あースマホ先生に預けてるから。」
「えっマジ?!先生に預けてんのかー。すげー厳しいんだな。」
「そう~校則がたくさんあるの。嫌になっちゃうよ。」
「うち全然ないわーゆるゆる。女の子みんなギャルばっかだよ。笑」
「うちは化粧とか禁止だもん。漫画とか見つかったら親呼び出されて大変な騒ぎになるよ。」
「えー!漫画もダメなんか!!それヤバイわ。先生怖そうだなー。」
「そう!うちは先生も生徒も女子ばっかだし、みんな何考えてるのかわかんないよ。これから大学の推薦もかかってくるし、毎年足の引っ張り合いがあるんだって。バカみたいだよね。」
「そっかー女子校って確かに怖そうだな~。でもうち共学だけどさ、やっぱいろいろゴタゴタはあるよ。特に女子とかさ、昨日まで仲良く弁当一緒に食べてたやつらが突然シカトしてひとりハブってたりして。そんなの見てかわいそうになって声かけたりしてたけどさ、俺が声かけると余計に立場悪くなるみたいなんだよね。」
「立場?」
「そう、男に気に入られようとしてる、気に入らない!みたいなさ。嫉妬?よくわかんねぇけど。」
「へぇ共学もいろいろあるんだ。」
「そっ。人間集まるといろいろあるよ。」
「でもみんなとうまくやってそうだよね。蓮くんは。」
「蓮でいいよ。そうだね、俺は明るいムードメーカー的な?存在演じてますからー!」
蓮はそう言ってブランコを大きく漕いだ
私もブランコを漕いでみた「演じてるんだ。笑」
「そうだよ、演じてるよ。みんなそうじゃない?素でいられる人間なんてさ、いないよ。俺だってさ、元気いっぱいの蓮でいられない日だってあるよ。」
蓮のキラキラの瞳に初めて影が落ちたのを見た
蓮の影は一体なんなのか。
その先はまだ聞いちゃいけない気がして私は黙ってブランコを漕ぎ続けていた