唯一息ができるのは、君の側だけだった
「まずはさ、映画ね!短い映画が観れるんだよ!あそこ座ろっ。」



私たちは子どもたちに紛れて



自分たちも子どもになったみたいに



床に体育座りしてわくわくしながら映画の上映を待った



ねぇ蓮は気が付いてたかな



私、映画を見ながらひそかに蓮の横顔も見たりしてた



映画観ながらコロコロと表情を変える君を見ているだけで



すごく



幸せな気分だったんだ
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