唯一息ができるのは、君の側だけだった
夏休み
それから私は蓮を好きだって気持ちを悟られないよう
頑張って自然に振る舞うようにしていた
スマホでの返事もすぐにしたかったけど、ぐっと我慢
そんなもやもやした私の涙ぐましい努力を蓮は気が付いてたかな?
「夏休み、まずは髪染めるのからやろうよー。俺やってあげるよー。」
「えっ。いつも自分で染めてるの?」
「そだよ。学校始まる前に黒に戻すんでしょ?短期間なら美容院行くのもったいないからうちで染めたげるよー。大丈夫、俺手先器用だから絶対失敗しないよー。」
そんなわけで蓮の家で染めてもらうことが決定した
親にぐちぐち言われたくないので軽井沢への家族旅行のあとにだまって染めることにした
蓮の家の最寄り駅で待ち合わせ
「親には?」
「言ってないよ。そんなこと言ったら私外出禁止になっちゃうよ。」
「そか。俺くらいの茶色なら金髪とかまで明るくないし大丈夫だと思うんだけどなー。」
「もう、いいよ。親のこと気にしてたら私何もできないもん。」
頑張って自然に振る舞うようにしていた
スマホでの返事もすぐにしたかったけど、ぐっと我慢
そんなもやもやした私の涙ぐましい努力を蓮は気が付いてたかな?
「夏休み、まずは髪染めるのからやろうよー。俺やってあげるよー。」
「えっ。いつも自分で染めてるの?」
「そだよ。学校始まる前に黒に戻すんでしょ?短期間なら美容院行くのもったいないからうちで染めたげるよー。大丈夫、俺手先器用だから絶対失敗しないよー。」
そんなわけで蓮の家で染めてもらうことが決定した
親にぐちぐち言われたくないので軽井沢への家族旅行のあとにだまって染めることにした
蓮の家の最寄り駅で待ち合わせ
「親には?」
「言ってないよ。そんなこと言ったら私外出禁止になっちゃうよ。」
「そか。俺くらいの茶色なら金髪とかまで明るくないし大丈夫だと思うんだけどなー。」
「もう、いいよ。親のこと気にしてたら私何もできないもん。」