唯一息ができるのは、君の側だけだった
洗面所の前に座った私



そして蓮は手際よく髪の毛を染める準備をし始めた



「ほんとにいいのー?途中でやだやっぱやめるとか言っても無理だよ?途中でやめたら変なまだら模様の髪になるかもだし」



「うん。わかってるって。大丈夫!」



今までやったことのないことに挑戦しようとしている



わくわくしていた



ツンとする匂いの中、蓮がどんどん髪を染めていってくれた
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