*中津先輩*
「それじゃあさ、そんなに責任感じてるなら、俺のお願いを1つ聞いてくれる?」

「お願い…ですか?」


それで許してもらえるなら、なんだってする…!

あたしにはその覚悟ができていた。


中津先輩はベッドから起き上がり、あたしの方へ歩み寄ってくる。


一体どんなお願いだろうと、静かに待っていると…。


「またこいよ」


6帖の部屋に、小さな声が響いた。
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