*中津先輩*
「…え?」

「だから、またこいよ。この部屋に」

「そんなこと…で、いいんですか?」

「ああ。今日は、北原に風邪移すわけにはいかねぇからだけど、俺の体調が戻ったらまた遊びにこいよ」


中津先輩はそう言って、机からメモ用紙とシャーペンを掴む。

そして、サラサラとメモ用紙になにかを書いていた。


「はい、これ」

手渡されたメモ用紙。


そこに書かれていたのは…。
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