いつも視線は君ひとり




そして昴は手術のおかげで一命をとりとめた。5時間にも及ぶ、とても長いものだった。






それから、昴パパとママはお医者さんに呼ばれて詳しいこと聞きに行った。


「昴…昴…。」


私はその間、心配でたまらなかった。


たとえ一命を取り留めたといっても決して油断は出来ない。


傷が残ったりしないかな…。


不安で不安で、最悪な事態が頭を何回も巡ってしまう。

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