いつも視線は君ひとり
翌日、私は普通に学校に登校した。
一人での登校はとても久しぶりだった。
そして、私は今日はあの道を通ることができなかった。
やっぱり、昨日の今日で通れるほど私の心は強くない...。
思い出すだけで、辛くて涙がとまらなくなるから…。
いつもより少し遅く学校に着いた。
そして、私は自分のクラスのドアの前で立ち止まった。
皆は昨日の事知っているのかな……?
そう考えるととても心が傷んだ。
もしも皆が知ってるのなら私をどう思うだろう...。
もうこのまま帰ってしまいたい...。
でも、逃げるのは一番だめだ。
自分がしてしまったことの責任を負わなきゃ。
……深呼吸、深呼吸。
すーっ……はー。
……よし。