いつも視線は君ひとり

数日後、昴との面会許可がおりた。


私はお母さんと一緒に、まず昴ママに謝りに行った。


昴ママは、


「もう大丈夫だよ。」


と優しく言ってくれた。


そのあと、お母さんは昴ママと先に帰ると言って行ってしまった。


私は昴と面会する為、一人残った。


2人と別れた後、私は白い廊下を歩いて行った。


靴音が鳴る度に心臓もそれに伴って規則よく鳴っていた。
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