いつも視線は君ひとり

「あっ向澤さん。今衣装合わせしていい?」


「おっけー!!」




あの役割分担日から約二週間が経った。


私のクラスでやることになった南国喫茶は海の家を想像して作ることになった。


私の衣装は自前の半袖短パンに経費で買ったTシャツになった。


他の子はワンピースを着るみたいだけど、私には似合わないからなぁー…。




「ここじゃあ狭いから、一回外出てチェックして。」


「はーい。」




私は邪魔にならないようにドアの方の端っこに移動した。


うん。大丈夫そうだな。


どこもきつくないし。


戻って着替えようかな。




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