いつも視線は君ひとり
「あ〜疲れた!!少し休憩…。」
衣装合わせは終わったけど、それから看板制作手伝ったり、メニューの試食したり…。
やっぱ疲れたー。
私は今クラスをこっそり抜け出して、屋上に来ていた。
バレたら怖いもんなー…。
ぐっと伸びをして屋上のドアを開けた。
──ガチャ
ドアを開けると風が一気に押寄せて、私の髪を巻き上げた。
私は髪を耳にかけて屋上を見ると人影が見えた。
私が1番見慣れてる人の背中だった。