笹に願いを
『私は、最期「あぁ私の人生、本当に幸せだった」と思いながら死にたい。だから私は、そんな表情を顔に、体に刻みながら、これからの日々を生きていくよ。できれば、幸せいっぱいの笑顔か、幸福感がにじみ出ている穏やかな表情で死にたいな。そこに私なりの美学?キレイさとか潔さみたいなのを感じるから。そういうのが「私らしい死に方」であったらいいな、と』

ああ。織江。おまえはホントに最期までおまえらしさを失わなかった。
おまえの人生を全うした。おまえらしく。
「穏やかな死に顔だ」と須藤先生も褒めてたぞ。

< 220 / 224 >

この作品をシェア

pagetop