笹に願いを
『なんて願望を抱いているけど、現実はどうなるか・・・分からないよね。私ね、最期の最期、死ぬ間際にあなたに言いたいことがあるんだ。「ありがとう」って。

義彦。私を見つけてくれてありがとう。
私と出会ってくれて、ありがとう。
私を愛してくれて、ありがとう。

こうあなたに言って、人生の幕を閉じたい。でも実際どうなるか・・・。最初にも書いたけど、あなたがいない間に昏睡状態になってしまうかもしれない。言葉を言う力すら残ってないかもしれないから、ここに書いておきます。
だから、あなたがこの手紙を読んでいるということは、私はもう、死んでいるということです。
言えるかな。言えるといいな。それがすごい気がかり。
でも、もし言えなくても、今こうして綴ったから、私の想いはあなたに伝わるよね。
と思ったら、思い残すこともなく、「言えなかった」と後悔もすることなく、私は死ぬことができます。

義彦。好き。大好き。ここには書ききれないくらい、あなたのことを、たくさん、たくさん愛してる。
また会おうね。会えるよね、私たち。きっと私たちは、毎世どこかで関わってたはずだから。そういう話、誰かから聞いたことがあるんだ。誰だろ・・忘れちゃった。
できれば次もまた、最高のパートナーになってください。＆最高の夫婦になりたいな。
それじゃ、またね。　
２０１８年４月１４日　織江』

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