笹に願いを
「・・・それじゃあ。おつかれさま」
「織江」
「え?」
踵を返した私の手を、天野くんがパッと掴んだので、私はまた、彼の方を向いた。
何気ない彼との触れ合いに、ドキドキしてしまう。
「明日俺も一緒に病院行く」
「あの・・・気持ちはありがたいんだけど、私が病院に行く時間って、天野くんは仕事中のはずだから」
「あぁ・・そっか」
「ごめんね。私がいない間、仕事・・・よろしくおねがいします」と言って頭を下げると、繋がれた私たちの手が視界に入った。
あぁなんか・・・私の脈がまた跳ね上がった気がする。
でも天野くんは、いつもどおりの気さくな口調で「おう。任せとけ」と言うだけだった。
やっぱり、意識し過ぎているのは私だけなのかな。
「織江」
「え?」
踵を返した私の手を、天野くんがパッと掴んだので、私はまた、彼の方を向いた。
何気ない彼との触れ合いに、ドキドキしてしまう。
「明日俺も一緒に病院行く」
「あの・・・気持ちはありがたいんだけど、私が病院に行く時間って、天野くんは仕事中のはずだから」
「あぁ・・そっか」
「ごめんね。私がいない間、仕事・・・よろしくおねがいします」と言って頭を下げると、繋がれた私たちの手が視界に入った。
あぁなんか・・・私の脈がまた跳ね上がった気がする。
でも天野くんは、いつもどおりの気さくな口調で「おう。任せとけ」と言うだけだった。
やっぱり、意識し過ぎているのは私だけなのかな。